トロワの三番目のブログ

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小説書き始めて早十年……未だ作家を目指して日々働いている。そんな夢追い人が日々思ったことを綴るブログ

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結局、信じるか信じないかは自分次第

最近、某研究所の役員が発信する創作論がいろいろと物議をかましてます。

自分も大喜利感覚で引用RTしてます。

 

個人的にあの人の言うこと9割ぐらい誤っていると思ってます。

たとえばこの記事を書いてる8/18最新のツイート

「男性向け小説で性暴力を匂わせるような表現を入れると、女性読者は嫌がる。 性暴力と暴力は異なる」

いや、男性向けなんで女性に視点を合わせる必要性ないでしょう。

 

ただ性暴力と暴力は違うというのは正しく、唯一頷ける点です。

まぁ性暴力の前に暴力が挟まるかどうかを考慮していない話ですが。甘ったるい。

 

でもこれらの創作論を「間違っていない」、「非常に勉強になる」と見る人もいます。

それはそれで良いと自分は思います。

 

別に視野が狭いと笑う話ではありません。

最初はそこから始めて、順々にステップアップして過去の自論になればそれでいいんです。

いわゆる少年誌や青年誌なんか区切りに似てますね。

 

アンパンマン見てリアリティ無いと憤怒する人いますか?

いても異端者として笑われるだけです。

 

この研究所も同じ。

ある程度、自分の創作論が整っている人たちが揃うTwitterにぶち込んだのが誤りで、小学生向けとかタイトル付けとけば問題なかったかと思います。

(いや、いらない知識をつけるなって怒る人が出るか?)

 

否定の言葉は大きく聞こえるものです。

ただ否定を否定してしまったら、それこそ同じ穴の狢。

信じるか、信じないかなんてその人次第なんですから。

 

ここで大事なのは他人に振り回されず、自分の答えを持ち合わせることだと思いますよ。

「みんなが否定しているから否定する」

「みんなが否定しているから肯定する」

なんて軽い話ではなく、ね?

 

まぁ、設定いらねーとか言ってる時点でこの研究所は何の研究をしているのか疑問視するんですけどね。

犬猫でも好き嫌いあるぞ。

書籍化に対しての考え

昨今のweb小説界隈で欠かせない話題が「書籍化」。

 

知らない人に簡単に説明すると、書籍化とは企業から本を出版してもらう

つまりはメジャーデビューするって話です。

 

本来はコンテストなんかの上位が作品化されるのですが、

近年ではweb小説のランキング上位も作品化対象になりつつあるらしいです。

 

今回はこの辺りについて自分の考えを語ろうかな、と思います。

書籍化に対しての考え

前置きしておきますが、ぶっちゃけ自分は今、書籍化は目指してません。

理由は大きく一つ。

 

それも仕事だから。

 

まるで書籍化は天国のように語る人がいますが、その先は仕事です。

趣味じゃないです。仕事です。地獄とも書きます。

 

一つの名誉のために仕事を増やすんですか?二つ目以降はないかもしれないのに?

有り得ない。

コスパ悪すぎ。

そこまでしたいなら自己管理したほうがマシだ。

 

そもそも論

そもそも一時の栄光で書籍化するべきではない、と思うんですよね。

Amazon見てください。☆1の作品がいくつあることやら。

アンチとかじゃなくて、あれが世間の目ってやつです。

 

耐えれます?

とてもじゃないけど耐えれないと思います。

 

同じような作品を書けばレパートリーの無さを突っ込まれますし

やがてSNSで愚痴を吐き出すようになって八方塞がりになるのは目に見えてます。

 

流行なんかで人気を取れるのはweb界隈だけ。

流通では飽和しきって、最近ではアニメ界隈もそのような状態で読者は食傷気味です。

そんな闇鍋に誘われたからって具を投じるんですか?

 

なんだかんだ新鮮味を求めてる読者に自分は何を提供できるのだろう。

そう考えるとやることは自ずと見えてくるかと。

 

やっぱりやることは「勉強」

・流行を知るのも大事なことですけど、自分の「好き」を貫く。

・色んなものに興味を持つ。

 

この二つが実力をつける一番の近道だと思います。

 

そのためにやることは、まぁ、やっぱり勉強なんですよね。

結局ここに回帰しますw

 

自分は最近「猫の居場所」以外はもっぱら短編ばっかり書いてます。

短い文の方が読みやすいのは言うまでもなく、反応もわりと謙虚です。

そうやって反応を見て、勉強してます。

 

好きなもの書いてるからか、学生時代と違って勉強も楽しく思えます。

反応が少ない場合はプロデュースが足りないから。

これは今度、違う記事に書きますが、これも勉強です。

 

オマケ:チェックシート

これは自分が書籍化した時に対する自問を文章化したものです。

 

・例えばランキング上位で書籍化できたとします。

 他の作品は書けますか?

 

・なにかのジャンルに特化してるならそれもいいでしょう。

 他の作品は書けますか?

 

・作品が終わりました。

 次の作品は何を書きますか?筆者でしょ?

 

・書けずにそれ一本で頑張る?まあそれもいいでしょう。

 オチは考えてますか?

 ズルズルと引っ張る気ですか?

 打ち切りになって出版社のせい、買わない読者のせいにするんですか?

 

・その作品、面白いと思えますか?

 

 

自分が小説を書くに至った理由

なんて大層なタイトルではありますが、あんまり身のない内容です。

茶菓子程度にドウゾ。

 

 自分が小説を書くに至った理由

あれは中学二年の夏だったか、まだ中古本を取り扱ってたGE〇でね

池袋ウエストゲートパーク」という作品の漫画版に出会ったのですよ。

 

当時の中坊の自分からしてみれば一般コーナーに置いてあるくせにおっぱい出てるだけで神でして

中学生で金が無いくせに、珍しく250円本買ったのは今でも覚えてます。

 

でも漫画版は四冊しか出なかったんですよね。

原作でいうところの一巻+一話程度の内容です。

 

でもそれが不思議なもので、いつの間にか興味はエロから主人公・真島 誠がスリリングに解決していく内容に変わり、

気付けば学校の図書館で全巻依頼し、当時出ていた灰色のピーターパンかGボーイズの冬戦争あたりまで読破する始末。

 

今まで小説をほとんど読んだことのない奴がハードカバー七冊近く読み漁るとか、

いまの自分でも信じられない。

ハードカバー嫌い、手首が痛くなる。文庫版LOVE

 

もちろん内容はおぼろげなものが多いんですけどね。

 

そして自分で書き始める

それから二年後か三年後。高校生の頭の頃ですね。

他県の学校に行った自分は現地に友人いないし、一緒に行ってる地元の友人は科が違うしで

暇を持て余してたんですよね。

 

そのころ携帯で「.note」だったか、ホームページ作成サイトがありまして

そこでその頃マイブームだった神羅万象チョコの二次創作というか

完全にキャラの側だけ借りた「神羅万象OR」という作品の連載を始めました。

 

いや全然人来ないし、感想なんて当たり前だけどもらえない。

でも自分は面白いと思っているから書き続けてました。

 

そんなある日、ふと

神羅万象OR読ませていただきました。とても面白いです!」

という感想を匿名で頂きました。

 

「でもキャラ設定、ぜんぜん違いますよ?」

という追記付きで。知っとるわい!

 

読まれない。でも続ける

なのでこれが一番大切かな~っていつも思ってます。

アクセスが1さえあれば誰か読んでくれているんです。

 

もちろん試行錯誤や分析なんかも必要ですが、

それを前向きにとらえるか、無下に扱うかで自分の価値は大きく揺らぐでしょう。

 

どんなに実力があっても傲慢な人はきっと他のことで再起不能になります。

ひたすらに前向きで、そして貪欲な人ほど上り詰め、その地位を不動なものにするもんだと思います。

 

自分もまだまだアマチュアの域を出ませんが、これを読んでるのが作家の方なら共に頑張りましょう。

他のクリエイターの方も分野が違えど、目指す場所は近いと思います。頑張りましょう。

読者の方なら自分でなくてもいい、是非誰かしらに感想を書いてあげてください。

それだけでモチベーションが全然変わりますから。

 

 

【作品紹介】猫の居場所シリーズ【アズレン二次創作】

ひめぎよう様にイラストを担当していただき、

DLsite様にて販売させていただいている「猫の居場所」シリーズ。

 

今回はこちらを簡単に紹介させていただきます。

 

・販売サイト

 →【サークル:黄色の狐花

・ひめぎよう様のアカウント 

www.pixiv.net

 

 

「猫の居場所」とは

当作品はアズールレーンの成人向け二次創作小説になってまして、

 

・夏編

・秋編

・冬、巡って春編

 

の、全三部にわけてお送りする予定

だったのですが、色々予定が立て込んでしまい一章ずつの公開という形になってしまってます。

本当に申し訳ないです。

 

今月、2020年の7月に「第五章 旅路」を発売。

そして8月に第零章から第五章、そして繋章をワンパッケージにした「夏編 総集 壱」の発売を予定してます。

まだ読んだことない!って方はよろしければお手に取ってください。

 

どういう作品なの?

これは本来交わることのない二人が紡ぐ愛の物語

猫は探す。居心地の良い場所を
人は探すだろうか。離れていった猫を

 

ある軍港に勤める指揮官……ではなく、技術員の幸代 若葉と

艦船(KAN-SEN)なのに戦場に出ることができない少女、山城の交流を描いた物語です。

 

と、サラッと書きましたが

上記のあらすじや予定を見てもらったらお分かりかと思いますが、そんなハートフルな話ではありません。

 

山城は戦えない代わりに「揺籠計画」という機密計画に加担させられ、消耗していく一方

友人の若葉や時雨にそういう面を見せないように頑張りますが、悦は日常を侵食していって……。

 

成人向けと銘を打っているようにアダルトなシーンは随所に入ってます。

ただ原作に負け時劣らずな戦闘シーンなんかも導入してますので、

アダルト小説というよりアダルト描写も入った大人向け小説と受け取ってもらえたら良いかな、と思います。

 

注釈

元々アズールレーンという作品が基部はしっかりしているものの、本軸は結構あやふやということもあり、

好き勝手に設定を付け足しています。

特に山城の正体については賛否があるかと思います。

 

その辺りはご了承の上、お読みください。